2022.11.4 遊びをつくりだす

 ある日の昼休み。1年生がグラウンドで遊んでいる光景です。体育の時間に「田んぼ鬼」というネーミングで,グラウンドに「田」の字のラインを引き,これを使ってする鬼遊びを教えてもらったのです。その日の昼休みに早速,友達同士で声をかけあってグラウンドに飛び出し,「田んぼ鬼」を始めたのです。今の親御さん世代から上の世代の方は覚えがあるのではないかと思いますが,放課後に学校に残ったり,いったん帰宅してから再び集まったりして,学校のグラウンドで遊んだ経験がありませんか?現在では不審者などの危険性やコロナ禍,バス通学の子の増加などがあり,放課後に学校のグラウンドや近くの広場,公園などで子どもたちが集まって遊ぶ姿はめっきり少なくなりました。また,せっかく集まったのに各々がゲームをしていたりで,互いのかかわりが少なかったり…。しかし,このように昼休みに鬼遊びを喜んでしている姿を見ると,子どもたちは本能的にこうした「友達と直接かかわり合う遊び」や「屋外での遊び」を欲しているのだなと思います。最初のきっかけとして,遊びを紹介してあげることは必要かもしれませんが,そこから子どもたちは自分たちでアレンジ(ローカルルール)を加えたり,新しい遊び方を生み出していったりすることでしょう。これが必ず,「主体的な学び」や「生きる力」,「人とかかわる力」につながっていきます。コロナ禍ではありますが,家の中でゲームをするのではなく,たまには屋外で子どもたちと一緒に鬼遊びをするなど,いかがでしょう。