
7月2~3日の一泊二日の日程で、5年生が尾瀬学校へ行ってきました。1日目は快晴の空の下、銀山平から奥只見湖を縦断する船に乗り、沼山峠から尾瀬に入りました。
ちょうどワタスゲが見頃の時期ですが、今年は特に数が多く、尾瀬の湿原はまるで白いじゅうたんのようなところもありました。他にも色とりどりな草花が子どもたちを迎えてくれ、ガイドの皆様の話もあり、子どもたちは興味深そうに見ていました。
午後からは予想通りの夕立に合いました。ぽつぽつと雨粒が当たり始めたころに、雨具を着始めたところ、全員が身支度を整えたときに本降りとなりました。全身がずぶぬれになりながらも歩みを進め、予定よりも若干早く弥四郎小屋へ到着しました。宿舎の方から用意していただいたお風呂に入り、雨に濡れた体を温めました。
夕立が上がると雲が引き、星空観察をすることができました。ガイドの方から夏の大三角を教えてもらい、はるか遠くにある星々に思いをはせることができました。
2日目は朝から快晴で、燧岳を背に、至仏山を目指して歩みを進めました。ワタスゲは前日の夕立で濡れたままでしたがニッコウキスゲ、コバギボウシなどの花々や、ヤモリやハッチョウトンボ、アブラハヤを湿地に見ることができました。尾瀬ヶ原はおよそ6kmの行程でしたが、尾瀬を満喫しながら歩くことができました。
五感で尾瀬を感じた2日間でした。総行程20㎞を踏破し、子どもたちはそれぞれに達成感を得ていたようです。貴重な経験を支えていただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げるとともに、この経験が生きるよう事後学習に取り組んで参りたいと考えています。ありがとうございました。