魚沼の昔話を聞く会
伊米ヶ崎小の「読書旬間」の一環で、今年で13回目を迎える「魚沼の昔話を聞く会」が行われました。昨年と同様に、「魚沼むかしばなしの会」の3名の語り部さん(佐藤春美様、野田公子様、関篤子様)からお越しいただき、以下の昔話を聞かせていただきました。
◇1~3年生
「かみそりぎつね」
「屁っこきじさ」
「うっめえ甘酒」
◇4~6年生
「鯖売り」
「旅学問」
「弥三郎鬼婆(やさぶろうばさ)」


語り部さんの「とーんとむかしがあったと~」の語り初めのフレーズに合わせて、お話を聞く準備ができたことを伝える「さんすけ」という言葉を子どもたちが返し、楽しみにしていた昔話が始まりました。






今はあまり使われない方言で語り、魚沼の地名が出てくる昔話は、子どもたちにとっては、ある意味新鮮で面白く、心を引き付けます。そして、一人で何役もこなし、場面の様子が目に浮かぶように語る語り部さんの話術によって、子どもたちは、どんどんお話の世界に引き込まれていきました。一つ一つのお話が終わるたびに、集中がほぐれて笑顔になり、拍手をする姿が印象的でした。



子どもたちにとって、魚沼地方に伝わる昔話を直接語り部さんから聞く機会はあまりありません。年に1回のこの日は、とても楽しい時間であり、語っている時の雰囲気とともにお話がじんわりと心に残ります。このような少年期の記憶が、やがてふるさとへの愛着、郷土愛へと膨らんでいくのうだろうと思いました。
3名の語り部さんにおかれましては、是非来年もご来校いただき、これからも伊米ヶ崎の子どもたちにすてきな昔話を聞かせてほしいなと思います。ありがとうございました。
