稚魚(鮭)の放流体験

 今日は、3時間目に4年生が伊米ヶ崎保育園の園児といっしょに稚魚(鮭)の放流活動に参加してきました。これは、伊米ヶ崎共和国の主催事業で、魚沼漁業協同組合との共催で毎年この時期に実施しています。

 活動が始まると、放流の前に漁協の方から鮭の生態について説明していただきました。4年生には少し難しい内容でしたが、パネルを見ながら真剣に話を聞くことができました。

 園児が放流した後、4年生が放流を行いました。バケツに入った稚魚を順番に川に放ちます。「しっかり泳いでね」「6年後、伊米ヶ崎にもどってきてね」という声が聞こえてきそうな表情を浮かべながら、子どもたちは鮭の稚魚を川へとやさしく送り出しました。稚魚は銀色に光りながら、ピチピチ跳ねて勢いよく川に飛び込んでいきました。

 温暖化をはじめとする地球環境の変化は深刻で、年々減少する鮭の遡上もその影響を受けていると言われています。この日に放流した稚魚は約3000匹です。しかし、そのうち遡上できる鮭の可能性はたいへん低いものです。

 遡上は6~7年後だそうです。もどってくる可能性は低いですが、ゼロではありません。4年生が高校生になった頃、1匹でも多くの鮭がこの伊米ヶ崎にもどってきてほしいなと思います。

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