着衣泳

 今年度の水泳授業は、ほぼ予定通り実施することができましたので、今週で終了いたします。今日は、夏休みが近づいているということで、例年実施している「着衣泳」を各学部で実施しました。

 川や海でおぼれた時や大雨による増水で流された時など、自力で難を逃れようと、服を着たまま濁った水の中でむやみに泳ぐことはかえって危険です。呼吸ができる状態で救助がくるまで「浮く」ことが大切です。この日は、その「浮き方」を学習しました。

 最初に子どもたちは、体操着を着たままプールに入り、プールの壁につかまりながら水中を歩いたり、泳いだりして、「服を着たまま水に入ると自由に動けない」ということを実感しました。

 次に浮き方の学習をしました。浮き方は、何も使わない場合と道具(ペットボトル)を使った場合の二つです。いざやってみると、浮く姿勢がうまく作れず、沈んでしまう子がいましたが、何回か繰り返すうちに、姿勢が整い、力を抜いて浮ける子が徐々に増えてきました。みんな頑張りました。

 夏は水難事故が増える季節です。実際に、昨日までの3連休では、水の事故のニュースが多くありました。

今回学習した内容をしっかり心と体で覚えておき、機会があれば、夏休み期間中に練習をして、長い時間浮いていられる技能を身に付けて、もしもの時に自分の命を守る行動につなげてほしいなと思います。

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