防災学習デー
昨日、伊米ヶ崎小学校では、市の防災訓練に合わせて、「防災教室」「防災関連の学習参観」「引き渡し訓練」を実施しました。
防災教室では、市の防災訓練の開始を知らせるサイレンを合図に、子どもたちが各地区の集落センターに集合し、区長さんと保護者の方々といっしょに地区の防災関連格納庫や防災設備、危険個所等を歩いて回って確認しました。区長さんの説明を聞きながら、普段と視点を変えて地区内を巡ってみると、防災設備や危険個所が意外と身近にあることがよく分かりました。
各地区での確認が終わると、子どもたちは登校班で登校し、地区ごとに分かれて活動のまとめと振り返りを行いました。カメラに収めた各地区の防災関連施設や設備、危険個所をプリントアウトして、地区の地図に貼り付けていきます。作業を通して、地区内の防災関連の状況を整理することができました。
なお、今後は、8月の夏休み期間中に再度地区ごとに集まり、今回の地図を基に「防災マップ」を作成、完成させる予定です。
午後は学習参観です。こちらも市の防災訓練に合わせて、全学年が防災について学習しました。各学年のテーマやねらいは以下の通り。
1年「洪水から身を守ろう」
2年「大雨がふったとき、どうすればいいのか」
3年「大雨がふって洪水がおこったら」
4年「洪水について考えよう」
5年「雨の恵みと災害について」
6年「川とくらしと災害」
地区ごとに活動した「防災教室」の後ということもあり、子どもたちは「もし自分の住む地域が災害に遭ったら」と、当事者意識をもちながら、学習課題に正対し、進んで自分の考えを発表したり、友だちと意見交換したりしていました。
学習参観後は、引き渡し訓練を実施しました。
自然災害が発生すると、ライフラインが寸断され、通信手段も機能しなくなる可能性があります。そんな状況の中で、学校で待機してしる児童を確実に安全に保護者へ引き渡すためには、やはり事前の訓練が必要です。
この日は、混乱することなく、お子さんを保護者の皆様へ確実にスムーズに引き渡すことができました。ご協力ありがとうございました。
自然災害がいつ発生するか分かりません。日頃の備えが最も重要です。今日の取組が、災害から一人一人の命を守ることにつながればと思います。