12/18 学校だよりNo.9

学校だよりNo.9を本日配付いたしました。HP「お知らせ」→「学校だより」にもアップしました。下記をクリックしても読むことができます。どうぞご覧ください。以下、巻頭言も掲載いたしました。

星と稲R2-9

~ 巻頭言 ~
2020年も残すところわずかになってきました。今年は未知の新型コロナウイルスにより、世界中の人々の生活や様々な活動が制限され、学校も臨時休校が行われる等、我慢の1年でした。伊米ヶ崎小でも様々な行事や活動が縮小や中止を余儀なくされましたが、子どもたちのがんばり、保護者地域の皆様のご理解とご支援のお陰で無事に激動の1年を終えられそうです。本当にありがとうございました。
振り返ると2020年の幕開けは、日本中が東京オリンピック開催を前に胸を躍らせていました。しかし、コロナウイルス感染被害が広がり、世界はオリンピックどころでなく、生命を守ることが一番の課題となってしまいました。そして、現在は自粛生活を経て、コロナ時代を生きる新しい生活様式が浸透してきました。未だ感染拡大は続いておりますが、治療方法が少しずつ解明され、致死率が低下したり、ワクチンが開発されたりして、明るい兆しが見えつつあります。来年は、当たり前のことが当たり前にできる環境が少しでも整うことを希望しています。
さて、今月10日は世界人権デーでした。伊米ヶ崎小では、それに合わせて人権教育強調週間に取り組みました。来月20日の学習参観には、校内一斉の道徳の授業を行う予定になっています。今年はアメリカでの黒人住民への警察官の発砲事件を端緒に人権運動が巻き起こった年でもありました。日本でもコロナの感染者や医療従事者に対し、差別的な言動があったことも報道されました。人権強調週間に合わせて1日の全校朝会では、人権の大切さについて校長講話を行いました。その中で、日本人宇宙飛行士野口聡一さんが添乗したスペースXについて話をしました。一昔前、宇宙飛行士と言えば、白人男性ばかりでしたが、今回ISSに向かった乗組員4人は、男性も女性も、白人も黒人も黄色人種の野口さんもいました。このような多様性は、これからグローバルに展開していくことでしょう。未来を生きる子どもたちに人権意識を育むことはますます重要になってきます。人種、性別、違いや外見で差別をするのではなく、人として尊重し、個の内面に共感し、良いところを見ていくことが大切です。コロナに関して言えば、感染者、濃厚接触者への攻撃は人権侵害です。感染者には責任はありません。憎むべきはコロナウイルスです。人がいろいろな関わりの中で生活し、経済活動を止めることができない現状を考えると、誰もが感染リスクを負っています。来年以降もコロナウイルスとの戦いは続いていくことでしょう。伊米ヶ崎で発生することも十分に考えられることです。身近で発生した場合、みんなで支え合っていくことが求められます。来年も保護者、地域の皆さん、連携して困難を乗り越えていきましょう。よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です