6/24 学校だよりNO.3発行

学校だよりNo.3を配付いたしました。HP「お知らせ」→「学校だより」にもアップしました。下記をクリックしても読むことができます。どうぞご覧ください。以下、巻頭言も掲載いたしました。
星と稲R3-3

~ 巻頭言 ~
和醸良子
日本酒づくりにおいて、受け継がれてきた言葉に『和醸良酒(わじょうりょうしゅ)』があります。その意味は「和の心は良酒を醸し、良酒は和の心を醸す」というものです。酒づくりは重い米袋の持ち運び、冷たい水で行う洗米などつらく厳しい仕事です。一方で、温度管理、衛生管理など繊細な仕事でもあります。そのため、蔵人全員が力と気持ちを揃え、一丸となって酒造りを行う必要があります。加えて、作り手は一昔前まで、地元住民ばかりでなく、その酒造り期間だけの杜氏集団いたそうです。ですので、良い酒をつくるためには、みんなが協力すること、目標に向けて気持ちを合わせること…、すなわち和の心をもつことが酒づくりには肝要になります。そうやって生み出されるからこそ、良酒が醸され、つくり手、売り手、飲み手のすべての人に一層の和がもたらされるのです。
この言葉は、成功するシステムにおける共通した法則が含まれています。成功の裏には携わる人々の良好な組織や協力体制があり、その成功が人々に和をもたらし、より大きな成功につながっていく…。こうした好循環が存するのです。
酒づくりを教育に置き換えることも可能です。「和醸良子」です。学校、保護者、地域が和をもって、協力し、支え合い子どもたちを教え導くことで、健やかな子どもの成長につながり、そして、その子どもの成長を共に喜び合うことにより、一層その関係が強固になり、和がもたらされていく。そんなサイクルが考えられます。

さて、来年度から魚沼市内小中学校は全てコミュニティースクールになります。現在、小出小学校がモデル地域に指定され、地域の皆さんからも研修していただいているところです。この制度が発足することにより、これまで以上に地域での学校づくりが推進されます。地域が期待し、求める子ども像を学校が受け止め、学校運営の柱としていくことになります。もちろん学校からも地域へ様々な思い、願い、要望等を発信させていただきます。これまでも伊米ヶ崎小学校は伊米ヶ崎地域、保護者に支えられてきました。今後も「和醸良子」の精神で、皆様と手を携え、子どもたちの健やかな成長のために尽力し、子どもたちの活躍や成長につなげていきたいと思います。その暁には、子どもたちの活躍を肴にお酒を酌み交わしたいものだと思います。地域、保護者の皆様、これからもご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

 

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