2/15 学校だより「星と稲」No.10発行

学校だよりNo.10を配付いたしました。HP「お知らせ」→「学校だより」にもアップしました。下記をクリックしても読むことができます。どうぞご覧ください。以下、巻頭言を掲載いたします。
Click Please 星と稲R3-10

~巻頭言~
雪は伊米ヶ崎にとってかけがえのないものです。木々の緑にいのちを与え、秋の収穫を支える豊かな水資源として、溶け出た雪は川に注ぎ、アユやヤマメたちの棲みかになります。1年を通した伊米ヶ崎の美しい景観は豊かな降雪によってもたらされているといってもよいでしょう。また、人々の心にも強さや優しさを育んでくれます。子どもたちには、雪を忌む存在でなく、懐かしいふるさとのような存在であってほしいと思います。将来、子どもたちの中には伊米ヶ崎を離れる子もいることでしょう。その時、ふるさと伊米ヶ崎の原風景として、広い雪原や雪にまつわる友達や家族の思い出があって欲しいと思います。
校長室から窓外を眺めると、子どもたちが、クロスカントリースキーを自在に操り、スイスイと進んでいます。高学年の子どもたちはリズミカルで、滑るようです。土手コースの子どもたちは魚野川や山々に囲まれ、自然の中で輝いています。伊米ヶ崎小学校では、冬の体育の授業で全校がクロスカントリースキーに取り組みます。はじめて挑戦した1年生の中には、思うように滑れず涙を流す子が毎年います。それでも回を重ねるにつれ、上手になり、2年生にもなるとグラウンドでたくさんの笑顔がこぼれます。クロカンスキーは単調で、ひたすら前へ前へと押し進める辛く厳しいスポーツです。だからこそ脚力や心肺機能を高め、根気強さを養う、運動として非常に価値のあるスポーツです。「努め励みて」がんばることの大切さを謳う校訓にもつながる、伊米ヶ崎の教育の特色の一つです。今年度、伊米ヶ崎小学校では、全校で行うクロスカントリースキーの他に、アルペンスキーの回数を2回から3回に増やし、開始学年も3年生からにしました。子どもたちに伊米ヶ崎の冬に一層親しんでほしいという願いからです。(実際は、新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大予防のため、残念ながら各学年1回の縮小開催でした。)

立春は過ぎましたが、魚沼の積雪は多く、スキーシーズンは続きます。ご家庭や地域で、引き続きスキーに親しんでほしいと思います。せっかく学んだクロスカントリースキーも北欧の人たちのように、「ちょっと裏山歩いてきます!」といった具合に、自然を味わいながら散歩感覚で楽しむことができる環境があればいいと思うのですが…。

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