魚沼の昔話を聞く会
昨日の12月12日(火)、今年で11回目の「魚沼の昔話を聞く会」が行われました。11月中旬の読書旬間中の実施を予定していたのですが、インフルエンザの影響により延期となっていました。
この日は「魚沼むかしばなしの会」の3名の語り部さん(佐藤春美様、野田公子様、関篤子様)からお越しいただき、以下の魚沼に伝わる昔話を聞かせていただきました。
1~3年生:「へそとり」「きつねのお産」「若返りの水」「針と扇子」
4~6年生:「弥三郎鬼婆(やさぶろうばさ)」「鮭の恩返し」「かみそりぎつね」
「むかしむかしあったんてんがの~」の語り初めのフレーズに合わせて「さんすけ」と子どもたちの合いの手が入り、昔話が始まります。魚沼に伝わる昔話は、どれも面白く、語り部さんの語りが始まると、子どもたちは一言も聞き漏らさないように、耳と目と心を集中させ、場面を想像しながら聴きました。そして、心に響く語り部さんの話術によって、子どもたちは、どんどんお話の世界に入っていきました。一つ一つのお話が終わると、集中がほぐれて笑顔になり、拍手をしながら思わず周りの友だちに感想をもらしている子どもたちの姿が印象的でした。
子どもたちにとって、魚沼に伝わる昔話を直接語り部さんから聞く機会は、あまりありません。年に1回のこの日は、とても楽しい時間であり、心に強く残ります。そして、このような経験がふるさとへの愛着を育む一つになっていることにあらためて気づかされます。
3名の語り部さんは、皆、伊米ヶ崎小学校の卒業生なのだそうです。また来年も是非ご来校いただき、ふるさと伊米ヶ崎の子どもたちにすてきな昔話を聞かせてほしいなと思います。ありがとうございました。