避難訓練(地震対応)
今日は、今年度4回目の避難訓練を実施しました。内容は、地震対応です。発生時刻は、第2回の時と同様に、授業中ではなく、子どもたちが自由に過ごす休み時間を想定しました。(第2回は火災対応でした)
校舎内に地震発生を知らせる放送が流れた直後、廊下や教室で過ごしている子どもたちの避難行動を確認しました。すると、皆、口を閉じて、頭を守りながら机の下にもぐり、じっと指示を待っていました。正しい行動ができており、たいへん立派でした。
その後、子どもたちは、放送による指示をしっかり聴き、避難行動を開始しました。集合場所は児童玄関前です。寒さの中ではありましたが、みんな口を閉じ、ノートや教科書で頭を守りながら速やかに移動し、避難が完了しました。
避難後、校長(私)から、主に以下の内容について話をしました。
◇1月に地震が多い。いつどこで発生するかわかない
(能登地方の地震・先週に発生した宮崎県沖の地震・阪神淡路大震災)
◇地震が発生した直後に、すぐ外に避難してはいけない。学校は耐震補強をしているから、大丈夫。揺れがおさまったかどうかをしっかり確認して、慌てずに外に出ること。
昨年の1月1日に能登半島地震が発生して1年が経ちました。復旧は、思っていたより進んでいないようで、仮設住宅がやっとすべて完成したそうです。中越地震を経験した身としては、一日も早い復興を願うばかりです。
地震大国の日本は、いつでもどこでも大地震が発生する可能性があります。地震に対する日頃の備えや訓練は必要不可欠です。学校は地震に強い設計になっており、安全性は高いので、今回の訓練では、「揺れがおさまってから、慌てず、落ち着いて外へ避難すること」を子どもたちに伝えました。しかし、地震の性質上、自宅や商業施設、旅行先など、学校以外の場に応じた避難方法についても、防災教育の中でしっかり学んでいく必要があります。
大地震がいつ発生しても確実に対応できるように、これからも実際に発生した時の状況をイメージしながら、緊張感をもって避難訓練を実施していきたいと思います。そして、場に応じた避難の仕方等についても防災教育を通して学習し、一人一人の危機回避能力を育成していきたいと思います。