4/12 学校だよりNo.1 発行

学校だよりNo.12を配付いたしました。HP「お知らせ」→「学校だより」にもアップしました。下記をクリックしても読むことができます。どうぞご覧ください。以下、巻頭言も掲載いたしました。

星と稲R3-1

~巻頭言~
♪ 学べよ 高く つつましく
   守れ 訓の星と稲 われらが母校 伊米ヶ崎 ♪
北原白秋作詞の校歌にも歌われている校訓『星と稲の訓』について、始業式で校長講話を行いました。一昨年伊米ヶ崎小に赴任して、年度初めに校訓『星と稲の訓』について話すのは今年で3回目になります。
朝に星を戴きて出で、努め励みて わが伊米ヶ崎村 及び 伊米ヶ崎校の発展を期さん
実りを得るために、まだ夜が明かない星が輝く朝早くから農作業に勤しみ、学校・地域のために貢献することの大切さを謳う校訓『星と稲の訓』は、勤勉や奉仕、愛郷心といった普遍的な価値を有しています。言うことは簡単ですが、88の手間がかかると言われる米づくりですので、機械もなく、手作業で米を作っていた祖先にとって大変な労苦だったことが容易に想像されます。田植えや稲刈りは、家族総出で何日もかかって終えなければならない大変な仕事であったことでしょう。昨年度、学校田で5年生と地域の皆さんと一緒に田植えや稲刈りを行いました。僅か一筋を終えるのに息は切れ、足はもつれ、腰は痛くなりました。顔を上げて周りを見渡すと田んぼは四方に広がっています。これを終えるのに、どれほど時間がかかり、どれほどの労力を要するのか気が遠くなる思いでした。校訓の中の「努め励みて」の言葉の重さを実感しました。『星と稲の訓』は、何十年、何百年に渡る伊米ヶ崎の祖先の汗や涙に裏打ちされているのです。今の子どもたちは農作業を行う必要はありませんが、任された仕事に対し、愚直に努力し、しっかり勉強や運動に励み、未来を切り開いてほしいと思います。
また、この訓えは長い歴史を経て、「星」には高い理想や願いや目標が、「稲」には成果や豊かな実りという意味も付加されてきました。令和3年度、子どもたち一人一人がめあてや目標を定め、一生懸命努力し、成長できますよう、教職員一同、指導、支援して参ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です